風邪っぴき。吸引は必要?

1歳のクラスに通うお姉ちゃん、4月に入り風邪もひくことなくいい調子と思っていたら、やっぱりもらってしまいました。残念。

上の子は0歳から保育園に通っていますが、ほぼ毎月風邪をひいています。多い月は2回も…。かわいそう。
お姉ちゃんが毎月風邪をひくので、下の子の風邪は1か月健診の前が初めてです。その後も漏れなく毎月風邪をもらっています。どうしても二人とも抱っこするので接触は避けれず、移ってしまうのが悩みの種です。

風邪をひくと、鼻が詰まって息苦しそうだし、ご飯食べるのも苦しそう。息苦しくて食べてる時もむせこんで吐いてしまったり、夜も苦しくて眠れないし早く治してあげたいですよね。
そこで、今回は吸引について紹介していきたいと思います。

  • 吸引は必要?
  • 吸引器はどれがいい?
  • 吸引のやり方は?
  • 吸引するタイミングは?
  • 吸引以外の方法は?

吸引は必要?

「鼻が詰まっていると苦しそうだけど、抑えて吸引するのはかわいそう…。」と思うお母さんお父さんがほとんどだと思います。わが家の吸引器は、上の子が生後3か月の時にRSウィルスにかかり慌てて購入したものです。
なるべく痛いことはしたくないけれど、子どもは鼻がかめないので溜まった鼻汁は咽頭から喉頭、気管支へと落ちてしまい気管支炎、肺炎になりやすかったり、耳管が短いので溜まった膿が耳の方に波及して中耳炎になったりと悪化しやすいのです。
風邪をひいてもほとんどがウィルス性のものなので、抗生剤などは効果はなく、小児科で処方してもらっても、鼻水を抑える抗アレルギー薬や痰切のお薬や解熱鎮痛剤などの対処療法になります。
なので、鼻が出始めたら膿を取ってきれいにしてあげることで炎症を悪化させないようにすることが必要です。

わが子の初めての吸引は上の子は生後3ヶ月でしたが、下の子は、生後20日くらいでした。さすがにまだ新生児で小さくてひょろひょろなので、かわいそうでやりたくない気持ちと、こんな時期に風邪をひかせてしまって申し訳ない罪悪感とで抵抗がありましたが、やらないで細気管支炎にでもなったらもっとかわいそうなので、吸引していました。なるべく痛いことはしたくないので、風邪ひかないのが一番ですよね。保育園ですぐもらってしまいますが…。

吸引器はどれがいい?

赤ちゃん本舗や西松屋、ネットなどでもいろんな吸引器がありますよね。どれがいいか迷ってしまいますが、風邪をひきやすい子、使用頻度が高い子は迷わず電動の卓上吸引機の一択です。
それはなぜか?吸引力が病院で使用している吸引機と同程度の吸引圧がかかり、しっかりとれます。卓上吸引器は吸引ボトルが大きいので、取った鼻水でチューブが詰まることが少なく吸引圧が保たれるので短時間で吸引ができます。
ハンディタイプの吸引器は鼻水を入れるスペースが小さいので詰まりなどから吸引圧が低くなりやすく、すっきりとるには何度も行わないと取れにくいです。
手動タイプは口吸いタイプとスポイトタイプがありますが、どちらも吸引力が弱いので鼻水を取るのは時間がかかるかと思います。また、手前の鼻水は取れても奥の方を取るのは難しいでしょう。スポイトタイプは逆流弁がついていないと、小さな鼻に空気を押し込んでしまうので選ぶ際に注意が必要です。口吸いタイプは、吸ったお母さんお父さんが感染する可能性があるので、避けた方がいいと思います。

吸引するタイミングは?

鼻水が溜まったら吸引したらいいのですが、タイミングが悪いと吐いてしまうので注意が必要です。

吸引するタイミングとその理由
起床時:夜中も鼻汁は分泌されていて喉の奥にたまっています。起き上がると溜まった鼻汁が気管支の
    に流れてしまうので吸引が必要です。
就寝前:起きている間、座っている状態では、鼻汁は鼻から出てきますが、横になっている姿勢では喉
    の奥に入ってしまいます。また、取らないと夜間の8~10時間程度の間吸引がなされず、呼吸
    が苦しくなり休めないので、就寝前は吸引が必要です。
食事前:風邪とは関係なく、食事をすることによって鼻汁の分泌が増えます。ラーメンなど食べると鼻
    水出ると思います。食事の刺激で分泌物が増えるので、鼻が詰まっていると尚更詰まってしま
    い食事が苦しくて取れません。鼻が詰まっているときは食事の前に吸引をしてください。
※食後30分は吸引はしないでください。吸引によって嘔吐反射で食べたものを吐いてしまうこともあるので、食直後から30分程度は吸引は避けた方がいいです。

吸引のやり方は?

お子さんが、じっとしていてくれる年齢になったら座ってもらえばいいのですが、そうもいかないですよね。

吸引するときの体勢は、二人体制で行うときは一人が抱っこして、片腕で子どもの両腕を抑えて、もう片方の手でおでこを抑えて、もう一人が吸引してください。
一人で行うときは子どもを抱っこして、両脚で子どもの脚を抑えます。両脇を閉じて子どもの腕が動かないように押さえます。左手で顎から頬骨あたりを抑えて自分の胸に押し当てるようにして抑えて、右手で吸引します。吸引するとき、鼻の周囲のツボを少しぐりぐり押してマッサージすると取りやすいです。吸引中にマッサージするのが難しければ吸引前にしておくと鼻汁が出やすくなします。

吸引以外の方法は?

子どもの体は大人と違って小さく、鼻から気管支までの距離が短いので、溜まった鼻汁が気管支に流れやすく肺炎になりやすいです。粘々の鼻汁の時は吸引すればいいのですが、サラサラの時は吸引器でとってもとってもどんどん出てくると思います。
座れるくらいの月例なら座っててもらえばいいのですが、赤ちゃんの場合は抱っこするなどして、なるべく体を縦にして鼻汁が鼻から出るようにしてもらうと呼吸が苦しくならずに眠れたりおっぱいやミルクが飲みやすくなります。

まとめ

・吸引器は迷わず卓上吸引機一択
吸引は、起床時、食前、就寝前
食後30分以内は吸引はしない
・吸引するときは二人体制がベスト。一人の時はしっかり押さえてずれて何度もやり直さないようにする。
赤ちゃんはなるべく抱っこ。座れる子はリクライニングのいすなど背もたれのある椅子に座って休む。

早く風邪が治るといいですね。毎月もらう風邪が少しでも早く良くなりますように。

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